「すべてが嫌になって人を殺そうと」大阪で下校中の児童7人車ではねる 都内の28歳無職の男を逮捕 容疑者の父親は「悩みは特に言っていなかった」【news23】

大阪市内で小学生の列に車が突っ込み、児童7人が重軽傷を負いました。殺人未遂の疑いで逮捕された28歳の運転手の男は「すべてが嫌になって人を殺そうとした」と供述しています。容疑者の父親は「被害者の方に申し訳ない」と語りました。男の人物像とは…。 ■「車の大人の人がふにゃふにゃで運転していた」 小学校近くで児童7人はねる 通行人 110番通報 「子どもが何人か車にひかれた」 5月1日午後1時半すぎ、大阪市西成区の千本小学校の近くで事件が起きました。 事件の1分前に、小学校の方向に向かう容疑者が運転しているとみられる車をとらえた映像には、ゆっくりと走り、子どもとすれ違う様子も。 校舎のすぐ隣の細い道路に停まっている白い乗用車が下校中の小学生の列に突っ込みました。 警察などによると、小学2年の男の子4人と女の子1人、3年の男の子2人の計7人が車にはねられ、女の子1人が顔から出血して重傷、全員意識があるということです。 現場は、南海電鉄の岸里玉出駅から約600メートル離れた住宅に囲まれた小学校近く。正門を出て右に進み、わずか50メートルほどの距離でした。 車の脇には、黒と茶色のランドセルや、通学帽が並べられていました。赤いランドセルもみえます。 巻き込まれそうになった児童 「車の大人の人がふにゃふにゃで運転していた。端を歩いていたら、急にぶつかりそうになった。(列の)前の2、3年生がけがしてて、頭から血が出たり、(車と壁に)挟まったりしていた」 ■容疑者「すべてが嫌になったから」 “異様な運転”も 事件を起こした車は、「わ」ナンバーで、レンタカーとみられます。 警察は、運転していた東京・東村山市の無職、矢沢勇希容疑者(28)を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕しました。 異様な運転をしていたといいます。 近所の住民 「(車が)だんだん壁に向かって幅寄せしていって、子どもを挟んだりひいたりして、ひいていても進み続けている感じ」 近所の住民 「1人女の子が車の下に入って。(容疑者に)何してんねんって言うた。(女の子を)引っ張り出して、引っ張り出すときにバックしよったんです、また」 近所の住民 「『降りろ』と言われ警察の指示で降りたと思うが、(運転手は)抵抗する様子もなかった」

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