2008年に愛知県豊田市生駒町で愛知教育大付属高1年の清水愛美さん（当時15歳）が殺害された強盗殺人事件の発生から17年となった2日、県警捜査1課員と豊田署員計約30人が、同市内などで情報提供を呼びかけた。 警察官は、名鉄豊田市駅や知立駅などで事件の概要が記されたチラシが入ったポケットティッシュを配布。豊田署では、現場で見つかった結束バンドやミニタオル、犯人が持ち去ったとみられる未発見の清水さんのジャージーと同種のものを改めて報道陣に公開した。 清水さんは、クラブ活動後の午後7時半頃、自転車で帰宅途中に襲われたとみられる。遺体は翌朝、水田で見つかった。 豊田署の木村紀夫署長は「皆さまの情報が犯人の逮捕や被害者の無念を晴らすことにつながる。ささいなことでも情報提供してほしい」と語った。この事件で投入した捜査員は延べ約10万2000人。4月末現在、約1860件の情報が寄せられたという。情報提供は特別捜査本部（0120・400・538）。有力情報の提供者には最高300万円が支払われる。