元大阪府知事、元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(55)が5日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)にリモートで生出演し、川崎市の住宅で岡崎彩咲陽さん(20)の遺体が見つかった事件で、警察の改善点を挙げた。 岡崎さんの遺体は同市川崎区の元交際相手、白井秀征容疑者(27)の自宅床下から見つかり、県警は死体遺棄容疑で同容疑者を逮捕した。岡崎さんは昨年6月から、白井容疑者とケンカになったり、付きまとわれるなどの被害を川崎臨港署に訴え、9月には被害届も提出したが、その後取り下げていた。岡崎さんの弟は、岡崎さんが白井容疑者から脅されて被害届を取り下げたと訴えている。 岡崎さんは、身を隠していた祖母の家周辺を白井容疑者がうろついていることなどを警察に複数回、伝え、対応を求めていた。しかし警察は、白井容疑者に注意するため、まずは岡崎さんに警察署まで来るよう求めていた。 こうした対応について、橋下氏は「これ一番問題点は、容疑者がうろうろしている時に、“警察に来い”って警察が言っているでしょう?これは本当に改めなければいけないんです」と指摘。「だって、自宅の周りをうろうろしているのに、彩咲陽さん、出られないです」と理由を説明した。 白井容疑者が周辺をうろついている状況で、岡崎さんが家から出られない事情も鑑みる必要があったとし、「だからこそデジタル化で、スマホでもテレビ電話みたいに通信ができるわけですから、警察の方が“警察の方にまず来て下さい”という、対面主義を改めることが絶対に必要だと思います」と訴えた。