きのう、東京メトロ南北線・東大前駅で男が大学生を切りつけ、現行犯逮捕された事件で、男は事件を起こす30分前に駅に入っていたことがわかりました。 戸田佳孝容疑者（43）は、きのう夜、東京・文京区の南北線・東大前駅で、男子大学生（20）の頭などを包丁で切りつけ、殺害しようとした疑いがもたれていています。 ほかにも、ネパール国籍の男性（30代）が戸田容疑者を取り押さえた際、指を切られるなど、この事件で2人がけがをしました。 その後の捜査関係者への取材で、戸田容疑者は事件を起こす30分ほど前に駅に入り、トイレやベンチを利用していたことがわかりました。 その後、戸田容疑者は電車がホームに進入した際、大学生の後ろに並び、電車に乗る前に大学生を1回切りつけ、車内でさらに2回切りつけたということです。 事件から一夜明け、駅の利用客は。 通学で利用する東大生 「（研究室から）事件があったから通らないように。安全なようにしてくださいと連絡が来ました。何があるかわからないので、気を付けながら帰らないといけないなと」 戸田容疑者は大学生と面識はないとみられますが、取り調べに黙秘していて、警視庁が事件の詳しいいきさつを調べています。