【AFP＝時事】サッカー欧州チャンピオンズリーグでパリ・サンジェルマン（PSG、フランス）がアーセナル（イングランド）を下して決勝進出を決めた試合後、仏パリで47人が逮捕された。3人が車にはねられて負傷する事故もあり、うち1人は重体となっている。当局が8日に明らかにした。 PSGがアーセナルに2-1で勝利し、クラブ史上初の欧州制覇に向けた挑戦権を得た7日夜、パリ市内は熱狂的な祝賀ムードに包まれた。 しかし、シャンゼリゼ通り付近では、PSGファンの祝賀中に車が歩行者の列に突っ込み、3人が負傷。警察は「現時点で詳しい状況は明らかになっていない」とした上で、負傷者のうち1人は未成年で重体だと発表した。 当局は捜査を開始している。警察によれば、運転手は車で逃走を図ったが、サポーターの群衆に阻まれて進めず、同乗者とともに車を放棄して徒歩で逃走したという。車はその後、群衆により放火された。 一部の集団が警官に物を投げるなどして衝突が起き、4台の車両が損壊。AFPの記者も、シャンゼリゼ通り近くで焼け焦げた車両2台を確認した。 警察は交通の流れを回復させるため介入したが、スタジアム周辺で「重大な事件」はなかったとしている。【翻訳編集】 AFPBB News