観光プロモーション事業の業務委託を巡り、便宜を図った見返りに広告会社から現金などの賄賂を受け取ったとして、2025年5月8日、名古屋市の担当課長だった男が逮捕されました。 逮捕されたのは、名古屋市観光交流部の担当課長だった大塚勝樹容疑者(62)と、広告会社「ニック」の取締役・桑原清美容疑者(54)です。 警察によりますと、大塚容疑者は観光プロモーションの担当だった2023年から2024年にかけて、ニックに業務を委託する便宜を図った見返りに、およそ43万円分の賄賂を受け取った疑いが持たれています。 また、贈賄の疑いで逮捕された桑原容疑者は、謝礼としての現金に加え、大塚容疑者が私的に使った飲食代金を負担していたとみられています。 ニックは観光客を誘致するためのポスター作成業務などを受注し、契約金の総額は2025年1月までの2年半ほどでおよそ1600万円にのぼるということです。 警察は2人の認否を明らかにしていません。