長嶋一茂 立川の小学校暴行受けパワーバランスの変化指摘「学校側の方が弱者に…先生を守る対策必要」

元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂(59)が9日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に生出演し、東京都立川市の小学校に男2人が侵入し教職員に暴行した疑いで現行犯逮捕された事件について言及した。 20代と40代の男は8日、教室や廊下で暴れ、取り押さえようとした校長と教職員4人の計5人がケガをした。警視庁によると、男2人は同校の児童の母親の知人。母親はこの日、担任と児童間のトラブルについて面談していたが、話し合いはうまくいかずに終了し、その後男2人と学校に戻ってきた。 長嶋は「児童間のトラブルは詳細はお聞きしていませんけど」と前置きし、「どうあるにせよ先生方に対して暴力は絶対ダメです」とコメント。そして今月1日に大阪市で小学生7人が車で故意にはねられた事件に触れ、「あれも学校の裏手の道だし今回は学校内ということで、学校内含めた周辺のセキュリティーは意識していかないと、親御さんたちが安心して子供たちを送り出せない」と指摘した。 自身の娘は米国に留学中だが、「アメリカは人が集まるところは事件が起こりやすい、リスクが高い場所だと警察も含めて民間人も持っている。日本は学校内で何かが起きても、過去には殺人事件もあったけど、まだその意識は薄い感じがする」と安全への意識の差に言及。「例えば警備員を増員するとか、保護者であってもこの時間は入れないとか、規制とかルールをちゃんとしていただきたい」と話した。 そして「教育環境がこの数十年で変わってきた」とし、「パワーバランスが変わっちゃって(保護者より)学校側の方が弱くなっている部分がある」と指摘。「モンスターペアレントという言葉ができたのがここ10年ぐらいだと思うんだけど、先生方が生徒にいろんな教育を施しても行き過ぎるとそれがパワハラになっちゃう。だんだんそういう事例が増えていくと少しずつ生徒との距離が、学校側と離れていく感じがする。学校側の方が少し弱者になっている感じもするんで、先生方を守る対策も必要になってくるのかなと思う」と私見を語った。

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