広島県尾道市教育委員会は、40代の給食調理員が自転車の飲酒運転で警察に検挙されたと発表しました。 市教委によりますと、調理員は7日午後7時半ごろ、尾道市瀬戸田町で酒を飲んで自転車を運転し、検問中の警察官に検挙されました。 呼気検査で基準値を超えるアルコールが検知されたということです。 調理員は、親族の家で食事をし、その際、およそ2時間半にわたってビール5~6杯を飲み、配偶者と帰宅する途中でした。 その翌朝、勤務する給食調理場の所長に報告して飲酒運転が発覚。「自宅へ急ぐために自転車に乗って帰った」と説明しています。 調理員は、逮捕はされておらず、警察の任意捜査を受けることになっているということです。 市教委の宮本佳宏教育長は「市民の皆さまの信頼を大きく損なってしまったことに責任を感じている。詳細な事実関係を確認したうえで、厳正に対処する」とコメントしています。 自転車の酒気帯び運転は去年11月に道路交通法が改正され、基準値を超えるアルコールが検知された場合、「3年以下の懲役」または「50万円以下の罰金」に処される可能性があります。