【独自】「憎いし、犯人には憤り」利用者から計500万円盗んだか…介護施設の元送迎ドライバー 被害者宅にたびたび訪問し現金受け取る

介護施設の送迎ドライバーが高齢の利用者から金を盗んだとして逮捕されました。その手口とは…。 (被害者家族)「ただただ家族としては憎いし、犯人に対しては憤りというか、怒っています」 怒りをあらわにするのは、大阪府八尾市のデイサービス「くつろぎの里 八尾木店」を利用していた80代の女性の家族です。女性は認知症で約3年前から施設に通っていましたが、家族は施設の送迎ドライバーだった男から“ある被害”にあったと話します。 (被害者家族)「お金を貸してほしいと頼み込まれた。毎日送迎してもらってお世話になっている人だし、断れなかったと」 家族が異変に気づいたのは今年の正月。男が女性に「自宅を訪れる」と連絡をしたことがきっかけでした。不審に思った家族が事情を聞くと、男がたびたび自宅を訪れ、お祈りなどをする代わりに5000円~2万円ほどを受け取っていたと女性が話していたということです。さらに女性の口座を調べると、わずか1か月あまりの間に13回にわたり計500万円が引き出されていました。 (被害者家族)「銀行まで一緒に車で連れて行くからお金を引き出してくれと言われて、カードと通帳を持っていかれて、『暗証番号は?』と言われて教えてしまったと」 女性は警察に被害届を提出。施設の元職員で送迎ドライバーだった増永俊治容疑者(68)が女性のキャッシュカードを使い口座から現金を引き出し盗んだとして逮捕されたことが捜査関係者への取材でわかりました。 信頼を裏切る行為に女性は… (被害者家族)「老後の資金だったりとかなくなってしまったという感じで。こんなことする人とは思わなかったと」 施設側によりますと、増永容疑者は聞き取りに対し「女性と金銭のやりとりはない」と説明していたということです。

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