埼玉県警に逮捕されていた17歳少年 札幌の70代男性被害の詐欺事件でも「思い出せないが、俺がやったことだ思う」キャッシュカードをだまし取り100万円窃取か

今年2月、区役所の職員などになりすまして、札幌市清田区の70代男性宅を訪問し、だまし取ったキャッシュカードで現金100万円を盗んだとして17歳の少年が逮捕されました。 詐欺と窃盗の疑いで逮捕されたのは、住所不定の17歳の無職の少年です。 少年は今年2月、氏名不詳の者と共謀し、区役所職員や銀行員になりすまして、札幌市清田区に住む70代の女性からキャッシュカードをだまし取り、金融機関に設置されている現金自動預け払い機(ATM)から100万円を引き出して盗んだ疑いが持たれています。 警察によりますと、被害にあった男性宅に、区役所職員を名乗る男から「保険の還付金があり書類が届いていると思います」などと電話がありました。 男性が届いていないことを伝えると、男は「銀行の職員から連絡させる」などと男性に言って電話を切りました。 その後、銀行員を名乗る男から「確認をしたらキャッシュカードが使えないようなので、職員がキャッシュカードを回収しに行きます 」などと電話があり、信じた男性は訪ねてきた男にキャッシュカード1枚を手渡したということです。 被害に気づいた男性から通報を受けた警察は、防犯カメラの映像などから別の事件で埼玉県警に逮捕されていた少年が関与しているとみて裏付け捜査を進め、5月12日、少年を逮捕しました。 警察によりますと、少年はこの事件の電話をかける役、キャッシュカードの受け取り役、現金の引き出し役のいずれかに関わっているということです。 取り調べに対し、17歳の無職の少年は「間違いない。はっきりと思い出せないが、俺がやったことだと思います」と話し、容疑を認めているということです。 警察は、少年の余罪の有無や詐欺グループの全容解明を進めています。

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