富山市のアパートで「メンズエステ」と称し、性的なサービスを提供した疑いで逮捕された富山大学の准教授が、金銭目的で店の経営に加わり、女性従業員のスカウトに関わっていたとみられることがわかりました。 富山大学の准教授、滝谷弘容疑者(49)ら男女4人は、今月10日、店舗型性風俗店の営業が禁止されている富山市のアパートの一室で、「メンズエステ」と称し、男性客に性的サービスを行ったとして風営法違反の疑いで逮捕されました。 捜査関係者によりますと、滝谷容疑者は「女性従業員に性的サービスを勧めていた」などと容疑を認めていて、金銭目的で店の経営に加わり、女性従業員のスカウトや店の宣伝に関わっていたとみられるということです。 「富山メンズエステKOMOREBI」は3年前からアパートの複数の部屋で営業し、毎月の売り上げはおよそ1000万円、累計で数億円に上るということです。 警察は匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる「トクリュウ」による事件で、売り上げが暴力団に流れていた可能性があるとみて、店の実態を調べています。