4年前に中国で拘束された日本人の男性に対して、上海の裁判所は懲役12年の有罪判決を言い渡しました。 政府関係者によりますと、上海の中級人民法院は13日、国家の安全に危害を加えた罪で起訴されていた日本人男性に対して「スパイ活動を行った」と認定、懲役12年の有罪判決を言い渡しました。 男性は2021年12月に中国当局に上海市内で拘束され、翌年6月に逮捕されていました。 判決の詳細や、どのような行為がスパイ活動と認定されたのかは明らかになっていません。 判決を受けて北京の日本大使館は、中国政府に対して日本人の早期釈放や人道的な扱いのほか、司法プロセスの透明化を求める申し入れを行ったということです。