メタバースで2億円無登録勧誘か 土地売買で投資募る、大阪府警

国の登録を受けずに、インターネットの仮想空間「メタバース」の土地を売買して得た利益を配当すると勧誘したとして、大阪府警は14日、金融商品取引法違反などの疑いで自称自営業福嶋崇容疑者(52)=神奈川県=を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。捜査関係者によると外国為替証拠金取引(FX)投資も募っており、約40人から少なくとも2億円集めていたという。 メタバース上の土地は、複製不能なデジタル資産として、取引所などで売買が可能となっている。賃貸したり、広告の看板を出したりもできるため、投資目的で購入するケースもある。 捜査関係者によると、2021年12月ごろ~22年12月ごろ、国に登録せずに、メタバース空間の暗号技術であるブロックチェーン(分散型台帳)事業に出資するよう大阪府の男性らを勧誘した疑い。 容疑者は「メタバースの土地を取引し、得た利益を配当金として渡す」などと説明し、投資を募っていたという。容疑者は実際に取引していたとみられるが、一部の出資者の口座にしか振り込まれていなかった。

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