セレブモデルのキム・カーダシアン（４４）がパリで起こった強盗事件の首謀者を「許す」という。「カーダシアン家のセレブな日常」で人気のキムは、２０１６年にフランスのホテルの部屋で監禁され、１０００万ドル（約１４億円）相当の宝石を盗まれていた。 強盗の際にキムの顔に銃を突きつけた２人の男のうちの１人だとされている視覚障害者のアオマール・アイト・ケダチェ被告から、逮捕直後に謝罪の手紙を受け取ったというキムは、１３日に行われた裁判で「この経験は私の人生、そして家族の人生を変えました」と振り返り、「手紙をいただいたことは受け止めています。本当に感謝しています。あなたを許します。でも、感情も、気持ちも、トラウマも、そして私の人生が変わったことも、何も変わりません」と語った。 口をテープで塞がれバスルームに閉じ込められた際、「絶対に死ぬと思った」と当時の心境を明かしたキムは裁判の短い休憩中、被告が書いたメモを受け取ったそうで、そこには「あなたの許しは、私を啓発してくれた太陽の光です…永遠に感謝しています」と書かれていたという。ケダチェ被告は、キムに「許し」を求めていたのではなく、自分がしたことをどれほど「後悔」しているかを知ってほしかったのだと主張した。 一方で、ケダチェ被告と共に犯行に及んだとされるユニス・アバス被告は、同犯罪の経験を記した著書を執筆しており、事件以来セラピーを受けながらトラウマに向き合ってきたというキムはその行為を「許しがたい」と非難した。 （BANG Media International／よろず～ニュース）