交流サイト(SNS)を通じて偽のもうけ話を持ちかけ、現金をだまし取ったとして兵庫県警明石署は15日、詐欺の疑いで住所不定の無職の男(41)を逮捕した。 逮捕容疑は2019年12月から翌年1月にかけて、旧ツイッター(現・X)に「2時間直接会って作業をすれば20万円をあげる」などとする広告を掲載。連絡してきた明石市の派遣社員の女性(27)に4回にわたり計42万円を振り込ませた疑い。 同署によると、男は女性に「貸金業者から融資を受けられない人を対象に金を貸し付けている」と説明。女性から借りた金で金融業者と契約し、貸し付け事業で得た利益を報酬として女性に渡す、と話していた。 期日になっても報酬が振り込まれず、女性が男と連絡が取れなくなったことから被害が発覚した。調べに対し、容疑を認めている。 男は同様の詐欺容疑で、昨年10月から今年3月にかけて北海道警や新潟県警に逮捕されており、同署は余罪を調べる。