15日、逮捕された20代の女ら3人。視覚に障害がある男性を狙ってぼったくり営業を行っていたとみられています。3人は目の不自由な人が伝票が見にくいことなどを利用して高額の請求をするなど、卑劣な手口を繰り返していたとみられます。 ■障害者向けマッチングアプリ悪用し“ぼったくり”か 男性 「視覚障害があり、生まれつきのものになります。なんとなくぼやっと見える感じ」 男性は、障害者向けのマッチングアプリで知り合った相手に、法外な飲食料金を支払わされました。 記者 「警視庁の捜査員に連れられて、菅原容疑者が自宅から出てきました」 東京・渋谷区のバー「クイーン」の従業員、菅原梨那容疑者ら男女3人。 2025年1月、マッチングアプリで知り合った男性を、従業員だと告げずにバーへと誘い、飲食代金として現金や金のネックレスなど、約190万円分を強引に取り立てた疑いがもたれています。 3人が悪用したのは、障害者が利用する「マッチングアプリ」。本来は障害者の“出会いの場”になるものですが、3人は障害者を誘い出すために使っていたとみられます。 視覚障害者2級の手帳を持ち、生まれつき弱視の20代の男性。2025年2月、出会いを求めてマッチングアプリを始めると、すぐに“ある女性”が「いいね」をしてきました。 「本名りさって言います〜」 “本名りさ”の正体は、菅原梨那容疑者。男性は、その日のうちに菅原容疑者と会う事に。 男性 「(Q.女性に対してどう感じていた?)優しい人だなって感じ」 男性は、菅原容疑者の希望で渋谷のバーへ。菅原容疑者は、このバーの従業員であることを隠していたといいます。 菅原容疑者は客として振る舞い、“トランプで負けたらショットグラスで酒を飲む”、とのゲームを提案。男性の記憶では、2人で100杯以上注文したといいます。 男性は2時間5000円の飲み放題を頼んでいましたが、店から「ショットの料金は飲み放題に含まれない」と言われ、最終的に69万円を支払いました。