埼玉県三郷市の小学生ひき逃げ事件では、付近を通りかかった複数台の車のドライブレコーダーに、男2人が事故後に車から降りてくる様子や、車が逃げた方向などが鮮明に記録されていた。目撃証言も多く、県警はこうした情報に基づき男らを追跡。発生から4日後、うち1人が警察署に出頭し、逮捕に至った。 事故後に現場を通ったある男性の車のドラレコ映像には、グレーのスポーツタイプ多目的車（SUV）が市道脇で停車し、男2人が降りてくる様子が写っていた。髪形や身長、服装などの特徴も、はっきりと分かる。 映像で2人は、小学生の集団に何かを話しかけた後、周囲を確認。再び車に乗り込み、やや速度を上げて交差点を左折するまでが記録されていた。 逃走したSUVを、しばらく追いかけた別の車のドラレコ映像もあった。県警は、周辺の防犯カメラ映像も併せて逃走経路を捜査。事故翌日には現場から約2キロ離れた場所で、逃走したSUVを発見、押収した。