漁師ら6人逮捕 建造物に侵入し600万円相当の銅線2200mを盗んだ疑い 窃盗容疑では新潟県内初の海保と警察との『合同捜査』

警察が19日に公開した、“銅線の山”。 「こちらには、2〜3mほどの長さに切りそろえられた“銅線”が大量にあります…」 銅線には、鋭利なもので切断された跡がありました。 警察によりますと、押収したこの銅線は360万円相当になるということです。 これらの銅線は、漁師や元漁師ら6人が盗んだものとみられています。 建造物侵入と窃盗の疑いで19日までに逮捕されたのは、新潟市中央区東万代町の漁師・小林兼容疑者(23歳)と、漁師や元漁師の男5人です。 警察によりますと、6人は3月12〜16日のあいだに新潟県三条市内の廃業したスポーツ施設内から、あわせて2200mほどの銅線ケーブル(約600万円相当)を盗んだ疑いが持たれています。 3月上旬に、銅線を積み込んである船を目撃した港湾関係者が「漁船の中に銅線を保管している」と新潟海上保安部に通報。 情報を共有した警察が警戒していたところ、4月7日に新潟市東区の工場跡で防犯カメラが盗まれる事件があり、警察は2人を現場で現行犯逮捕。 その後、1人も逮捕していました。 その後の警察の捜査で、三条市での銅線ケーブル窃盗の疑いが強まり、19日までに6人を逮捕したいうことです。 警察は、捜査に支障があるとして、認否を明らかにしていません。 この事件をめぐっては4月7日から、窃盗容疑では県内で初めてとなる新潟海上保安部と警察との“合同捜査”が行なわれており、6人には余罪があるとみて引き続き調べを進めているということです。

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