自宅で女性の遺体を遺棄疑い「母だと思う」 神戸市北区の40歳男逮捕 ごみ散乱の部屋、腐敗進む

母親とみられる女性の遺体を遺棄したとして、兵庫県警神戸北署は19日、死体遺棄の疑いで神戸市北区の無職の男(40)を逮捕した。「遺棄はしていない」と容疑を否認している。 逮捕容疑は同日午前11時20分ごろ、自宅の一室で年齢不詳の女性の遺体を遺棄した疑い。「遺体は母だと思う」と供述しているという。 同署によると18日午後4時ごろ、近くの公園で不審者の情報が寄せられ、聞き込みの情報などから男が浮上した。容疑者宅を訪問したが接触できなかったため、同署は同日深夜、軽犯罪法違反の疑いで神戸地裁から家宅捜索令状を取得。19日午前11時過ぎ、捜索のため再度訪問した。 男は在宅しており、家の中に入った署員がごみが散乱した部屋の床であおむけに横たわる遺体を発見。遺体は衣服を身に着け、外傷は確認できなかったものの、腐敗が進み、年齢の判別は困難という。 男の73歳の母親と連絡が取れておらず、同署は遺体が母親の可能性が高いとみて、司法解剖などで身元の確認を進める。 男は「母の死因は凍死ではないか」と説明しているという。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする