元トラック運転手、起訴内容認める 首都高6人死傷事故 東京地裁

首都高速池袋線で昨年5月、トラックが渋滞の列に追突し、6人が死傷した事故で、自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)罪に問われた元運転手の降籏紗京被告(29)の初公判が20日、東京地裁(大川隆男裁判長)であり、降籏被告は起訴内容を認めた。 起訴状などによると、降籏被告は昨年5月14日、数日前から発熱していたにもかかわらず、埼玉県戸田市の首都高速池袋線を時速約80キロで走行し、車列に追突。男性3人を死亡させ、男女3人に重軽傷を負わせたとされる。 降籏被告は現行犯逮捕され、「ぶつかった時、意識がなかった」と供述。市販の風邪薬や鎮痛剤を服用していたといい、東京地検は鑑定留置を経て、昨年12月に過失運転致死傷罪で起訴した。遺族らは、より量刑が重い危険運転致死傷罪への訴因変更を求めている。

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