千葉県船橋市のアパートで20日朝から7時間近く母親と妹を人質にとって立てこもっていた32歳の男が監禁の現行犯で逮捕されました。人質の家族にケガはなく無事保護されました。 和田敢士容疑者（32）は20日朝、船橋市夏見台にあるアパートの自宅で刃物を持って59歳の母親と27歳の妹を人質に取って立てこもり、監禁した現行犯で逮捕されました。 警察によりますと、午前6時40分ごろに同居している和田容疑者の兄から「包丁を持って立てこもっている」と110番通報があり、事件が発覚しました。 和田容疑者は「警察が立ち去らないと殺すぞ」と主張していましたが、通報から7時間近く経った午後1時25分ごろ、アパートに突入した警察官に確保されました。 和田容疑者は警察や家族に対し要求はなく、確保される際には自ら扉を開けて「降参します」などと言って逮捕に応じたということです。 凶器とみられる刃物は押収されたほか人質となっていた母親と妹は無事に保護されてケガはないということです。 警察は和田容疑者から事情を聞いて詳しい動機を調べる方針です。