「簡単すぎる?」外国人の免許切り替え制度に“警鐘” 新名神の逆走事故で浮き彫りに「2択で10問中7問正解すれば合格」の問題点

外国人ドライバーによる事故が相次いでいます。おとといは、新名神高速道路を逆走して事故を起こしたにもかかわらず、逃げた疑いでペルー国籍の34歳男が逮捕されました。 ■外国人が日本で運転するために必要な3つの方法 外国人が日本で運転するためには、いくつかの方法があります。まず、日本の免許証を取得するパターンです。これは日本人と同様に、運転免許試験場に行って技能試験などを受けて免許を取得する方法です。 次に、日本も加盟しているジュネーブ条約に基づいて、国際免許証を取得するパターンです。 また、スイスやドイツ、フランス、台湾などは日本と同等レベルの免許制度を持っているため、免許証に日本語の翻訳文を添付するだけで運転できます。 さらに、知識試験や実技試験が必要な「外国免許切り替え」制度もあります。この制度が問題視されています。例えば中国などの場合、母国で免許を持っていることが前提ですが、旅行先のホテルの住所を登録するだけで免許切り替えが可能になっています。 また、知識試験は2択問題で、10問中7問正解すれば合格という非常に簡単な内容です。これについては「安易すぎるのではないか」という意見もあり、警察庁が見直しを検討しています。この問題は国会でも議論されています。 もちろん、私たち日本人も海外で運転しようとする際、ジュネーブ条約の加盟国であれば、申請するだけで免許を取得できるという恩恵にあずかっているという側面もありますので、今後も議論の推移を見ていきたいと思います。

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