15歳の女子中学生に対しみだらな行為をしたとして、21日、関西六大学野球で7連覇中の強豪“大阪商業大学”硬式野球部員の男が逮捕されました。大学は22日、「誠に遺憾であり、心よりお詫び申し上げる」とコメントを発表しました。 不同意性交の疑いで逮捕されたのは、大阪商業大学の硬式野球部に所属する蜷川大容疑者（21）で、1月30日午前2時ごろ、兵庫県西宮市の路上に停車していた車の中で、女子中学生（15）とみだらな行為をした疑いがもたれています。 2人は前日にSNS上で知り合い、大阪府内にいた女子中学生がSNS上で「終電を逃したので家まで送ってほしい」という趣旨の投稿をアップし、それを見た蜷川容疑者が車で迎えに行ったということです。その後、車内で蜷川容疑者は女子中学生に対し、遊びに行こうと誘ったものの断られ、「じゃあここで降りろ。金を払えないなら体で払え」などと言い、犯行に及んだということです。 帰宅後、財布をなくしたことに気づいた女子中学生が110番通報し、経緯を説明したことで事件が発覚。蜷川容疑者は調べに対し、「日時までは覚えていませんが、そのようなことをした記憶はあります。しかし場所についてもわかりませんし、相手の女性が16歳未満であったということも本人からは聞いていないし全く知りませんでした」と容疑を否認しています。 大阪商業大学の硬式野球部は関西六大学野球・春季リークで5月20日の試合で7季連続優勝を達成。蜷川容疑者は「5番・捕手」として出場していました。 今年4月には、当時の監督が車検切れのトラックを知人に運転させたとして道路運送車両法違反の疑いで逮捕（その後釈放され、任意で捜査中）。大学は監督の委嘱契約を解除していました。 大阪商業大学は22日、ホームページでコメントを発表し、「本学学生がこのような事件を起こしたことは誠に遺憾であり、本学学生、保護者、卒業生ならびに関係者の皆様にご迷惑、ご心配をおかけしましたことに対し、心よりお詫び申しあげます。なお、今後は事実関係を確認のうえ厳正に対処するとともに、再発防止に努めてまいります」としています。