新潟市中央区の路上で警察官の職務質問を受けた際、他人名義の“金融機関の職員”の名刺を所持していたとして、私印不正使用未遂の疑いで23歳の男が逮捕されていたことがわかりました。警察は、男が特殊詐欺事件の受け子の可能性もあるとみて調べを進めています。 私印不正使用未遂の疑いで逮捕されたのは、住居不詳・無職の男(23)です。 警察によりますと、男は何者かと共謀して今月19日、新潟市中央区の住宅街で警察官の職務質問を受けた際、“金融機関の職員”名義の偽造した名刺を首から下げ、不正に使おうとした疑いが持たれています。 警察は、特殊詐欺の警戒に当たっていたところ、住宅街で不審な動きをする男を発見したということで、名刺には県内に実在する金融機関名のほか、男とは別人の名前や役職が書かれていたとしています。 また男は、今月18日に首から下げていた“金融機関の職員”名義の名刺を新潟市中央区内のコンビニエンスストアで偽造したとして、私印偽造の疑いでも逮捕されています。 警察は捜査に支障があるとして、男の認否を明らかにしていません。 警察は、男が特殊詐欺事件の受け子などの実行役の可能性があるとみて、詳しく調べています。