日本代表復帰の佐野海舟が声明「大変申し訳ございませんでした」…社会貢献活動は継続へ

日本代表への復帰を果たした佐野海舟(マインツ/ドイツ)が23日、所属事務所を通じてコメントを発表した。 現在24歳の佐野は2019年に米子北高校からFC町田ゼルビアへ入団しプロキャリアをスタートさせた。初年度から公式戦22試合に出場し、その後もボール奪取力に秀でるボランチとして評価を高めると、2023年には鹿島アントラーズへ完全移籍。同年11月に日本代表デビューを飾ると、昨年夏にはブンデスリーガのマインツと4年契約を締結し、自身初の海外移籍を果たした。 しかし、マインツ加入発表直後の昨年7月に30代女性に対する不同意性交の疑いで逮捕され、数日後に複数メディアの報道によってその事実が明らかに。新天地マインツには合流したものの、それ以降の日本代表への招集は見送られる事態となっていた。 そんな中、日本代表を率いる森保一監督は、6月のFIFAワールドカップ26アジア最終予選に向けたメンバーに佐野を招集。選出した理由については「真摯に競技に向き合い、社会に貢献するという強い気持ちを持ってプレーしていることもあり、我々としてもまた日本代表の一員として戦っても良いのではないかという判断をしました」などと説明し、ブンデスリーガで磨かれたボール奪取力への期待も口にしていた。 昨年1月から2月にかけて開催されたAFCアジアカップカタール2023以来の代表復帰となる佐野は、所属事務所を通じて次いのようなコメントを発表した。 「日本代表に選出していただき本当に嬉しく思います。サポーターやファンの皆様の前で、サッカー選手としてしっかりプレイできるように今後も努力を継続していきますし、全力で頑張ります。そして、色々な人にご迷惑をかけてしまった事、大変申し訳ございませんでした。サッカー以外の部分についても、今後も自分のできる社会貢献活動などを継続させていただき、日々努力していきたいと思います。本当に申し訳ございませんでした」 なお、佐野は今シーズンのブンデスリーガ全34試合に先発出場するなど、マインツの中心選手として活躍し、シーズンを通しての走行距離では堂々の1位に輝いた。

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