今月、立川市の小学校で暴れたとして、男2人が現行犯逮捕された事件を受け、立川市は、警察への通報システムの追加など子どもや教職員を守る防犯対策を強化する意向を示しました。 酒井市長:「学校の施設管理者として強い強い憤りを感じております」 この事件は今月8日、立川市の第三小学校で20代と40代の男が教室などで暴れ、教職員5人にけがをさせたとして、警視庁が2人を暴行の疑いで現行犯逮捕したものです。 5月22日に開かれた定例記者会見で酒井市長は、立川市では全ての市立小中学校に、ボタンを押すと110番通報につながるシステムが導入されていますが、ボタンは職員室の1カ所であることからほかのフロアや事務室などへの新たな設置も検討するなど、防犯対策を強化する意向を示しました。 酒井市長:「けがをしなくても制圧・拘束できるような資機材・訓練ということが行える余地が現状の設備の中ではまだまだ改善すべきことがあろうかと思いますので、今回のことを受けて対応を図っていけたら」 また、市は、第三小学校の職員室のドアが壊されていることから、男2人に器物損壊の疑いがあるとして、刑事告訴する準備を進めているということです。