知人の電子マネーアカウントから不正に26万円あまりを送金させたとして、福井市教育委員会に勤務する25歳の男が逮捕されました。男は「身に覚えがない」と容疑を否認しています。 電子計算機使用詐欺の容疑で逮捕されたのは、福井市教育委員会事務局教育総務課に勤務する同市西河原町の藤田圭吾容疑者(25)です。 警察によりますと、藤田容疑者は2024年11月20日未明、坂井市内に住む知人の20代女性名義の電子マネーアカウントから、26万8952円分を11回に分けて自身の電子マネーに送金させた疑いが持たれています。 数日後に女性が「電子マネーが勝手に引き出されている」と警察に被害を届け出たことから、犯行が明らかになりました。調べに対し藤田容疑者は「身に覚えがない」と容疑を否認しているということです。 職員の逮捕を受けて、福井市総務部長は「極めて遺憾であり、市民の皆様に深くお詫び申し上げる」としたうえで、事実関係を確認したうえで厳正に対処するとしています。