ドジャース開幕戦のチケットを高額転売容疑 男を逮捕 定価の33倍

3月に東京ドームであった大リーグ(MLB)開幕戦カブス対ドジャースなどのチケットを高額転売したとして、警視庁は、会社役員の小久保護容疑者(54)=千葉県船橋市=をチケット不正転売禁止法違反の疑いで逮捕し、27日に発表した。「会社の経営がコロナ禍の影響で苦しく、資金調達が必要だった」と容疑を認めており、同庁は2022年以降にこうした転売で約5300万円を得たとみている。 ■転売価格、定価の最大約33倍か 生活安全特別捜査隊によると、男の逮捕容疑は2月14~15日、両チームの開幕戦と、プロ野球巨人、阪神とのプレシーズンゲーム計6試合の「MLB東京シリーズ」のうち、4試合のチケット計12枚(定価約43万円)をネットサイトで3人に転売し、計789万円を売り上げたというもの。男はほかにもシリーズのチケット50枚を転売していたといい、計約2180万円を得ていたという。 ドジャース大谷翔平選手はじめ日本人選手計5人が所属するMLB両チームの試合は人気が高く、男が転売した際の価格は最大で定価の約33倍に上った。MLB東京シリーズのチケットの不正な出品は、男によるもの以外にも多数あったという。

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