2024年11月、盛岡市に住む70代の女性が特殊詐欺の電話を受け、現金約1000万円をだまし取られる被害に遭っていたことが分かりました。 盛岡東警察によりますと、盛岡市に住む70代の無職女性の元に2024年11月中旬、「あなたの口座に犯人からお金が流れているという疑いがある。口座のお金を引き出し、番号を確認する必要がある」などとするうその電話がありました。この女性は電話で複数回やり取りした後、11月26日に家の敷地付近に現金の入った紙袋を置くよう誘導され、現金約1000万円をだまし取られということです。 警察はこの事件の受け子として、5月7日にマレーシア国籍で住所不定の自営業ソン・ウィー・チャット容疑者(36)を詐欺の疑いで逮捕し、同容疑者はその後起訴されました。また、4月には富山市に住む70代の女性から現金数百万円をだまし取った詐欺の疑いでも逮捕されています。 いずれの事件も2024年12月に特殊詐欺の疑いで逮捕された、別のマレーシア国籍の受け子の捜査から事件への関与が判明したということです。