国の天然記念物のオカヤドカリおよそ5千匹を捕獲した疑いで逮捕された中国籍の男性3人に対し、名瀬簡易裁判所はそれぞれ罰金30万円の略式命令を出しました。 文化財保護法違反の罪で略式命令を受けたのは、いずれも中国籍の男性3人です。 起訴状によりますと、3人は先月30日から今月6日までの間に、鹿児島県の奄美市などで国の許可を受けずに、天然記念物のオカヤドカリおよそ5千匹を捕獲したものです。 これまでの警察の調べで、男性3人はいずれも4月下旬に関西国際空港から奄美大島に入り、「オカヤドカリを奄美大島の海岸で盗んだ」と容疑を認めていたということです。 名瀬区検察庁はきょう27日付で男性3人を略式起訴し、名瀬簡易裁判所がそれぞれ罰金30万円の略式命令を出しました。