「詐欺事件の容疑がかかっている」などと告げ、高齢男性から現金200万円をだまし取ったとして、兵庫県警特殊詐欺特別捜査隊と垂水署は27日、詐欺の疑いで、住所不定、無職の男(22)を逮捕した。署の調べに対し「黙秘します」と話しているという。 逮捕容疑は、何者からと共謀して昨年7月18日、神戸市垂水区に住む男性(83)に現金200万円が入った荷物を東京都立川市の空き家に送らせ、受け取った男(24)から荷物を回収した疑い。 署によると、昨年7月11~18日、総務省の職員を装った何者かから男性に電話があり「詐欺事件の嫌疑があり、紙幣番号を調べるので宅配便で現金を送って」などと指示されたという。立川市で現金を受け取った男が別の特殊詐欺事件で熊本県警に逮捕されたことで、男性の送金が明らかになったとしている。