今年4月、新潟市中央区にある新潟港の堤防で、ワカメを密漁したとして78歳の男が現行犯逮捕されました。 漁業法違反で現行犯逮捕されたのは、新潟市中央区に住む無職の男(78)です。 男は4月6日午前8時半ごろ、新潟市中央区西船見町にある新潟港の堤防で、刃渡り約16センチメートルの刃物を使って、ワカメを密漁しました。 新潟海上保安部によりますと、近くを船でパトロールしていた海上保安官が密漁する男を発見し、「ワカメを採るのをやめなさい」と注意を促したものの、男が「ワカメを持って帰る」と説得に応じず、さらに作業を行ったため、現行犯逮捕に至ったということです。 男が違法に採ったワカメは合計で約14キロに上りました。男は密漁した事実を認めているといいます。 県内での密漁による検挙件数は今年5月9日までの時点で34件、検挙者は37人となっています。去年1年間では、55件で66人が検挙されていて、今年はそれを上回るペースとなっていることから、新潟海上保安部では今後、密漁への取り締まりを強化していく方針です。