山口系幹部を詐欺容疑で逮捕 受け子統括役 全国で計3億円の被害か

高齢者から現金をだまし取ったとして、警視庁暴力団対策課は29日、指定暴力団山口組の2次団体「国粋会」幹部、小根沢拓也容疑者(41)=長野県諏訪市末広=ら男女4人を詐欺容疑で逮捕したと発表した。 逮捕容疑は2024年10月23~25日、都内の男性(91)に息子や医者を装って電話をかけ、「喉に腫瘍ができた」「検査をしたら、会社の取引先から入金があるカードを忘れ、現金が必要」などとうそを言い、現金300万円をだまし取ったとしている。警視庁は認否を明らかにしていない。 警視庁によると、小根沢容疑者はメンバーのリクルート役のほか、詐取金の回収役などを束ねる受け子グループの統括役とみられる。こうした文言による手口で、24年1月~25年1月に全国で約80人、約3億円の被害があったという。

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