秋田県議会の代表質問で、鈴木知事は、人口減少対策に取り入れるマーケティングの手法について具体例を述べました。 また、県職員の不祥事が相次いでいることを受け、今年度中に職員を対象にした倫理条例を制定するため、準備を進める方針を示しました。 風車の事故への対応や、市街地への出没が相次ぐクマへの対応など、幅広い分野で質問が飛び交った県議会。 公約の柱に掲げた人口減少対策について、鈴木知事は。 鈴木 知事 「長年の課題であった人口減少問題について、希望の光を見出すことこそが実現したいと願う成果であります」 その上で、人口減少対策に取り入れる肝いりのマーケティング手法について、具体例を述べました。 鈴木 知事 「Aターンの促進など、人口の社会減の抑制につながるような事業においては、企画立案段階におけるニーズ等の分析や、ターゲットに確実に届くプロモーションなどを行うことにより、施策の精度を高めながら、各市町村と情報と認識をしっかり共有しつつ、目標を達成したいと考えております」 また、県発注の事業に絡み、県職員が逮捕される不祥事が続いたことに対し、「県民の信頼回復が必要で、他県では倫理条例が制定されている」とする議員からの指摘については。 鈴木 知事 「組織として深刻な状況に直面しているという危機感を全職員が共有しながら、これまでの取り組みに加え」 「このような不祥事を二度と起こさないという私の強い決意を県民に示すため、議員ご提案の倫理条例について、今年度中に制定すべく準備を進めてまいります」