30日、大阪府松原市にある府営住宅の一室に遺体を遺棄したとして、この部屋に住む50代の女が逮捕されました。遺体は女の80代の母親とみられていて、警察が身元の確認を進めています。 死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、松原市のアルバイトの女(50代)です。警察によりますと、30日午後7時半ごろ、府営住宅に住む男性から「台所で人が亡くなっている」と警察に通報があり、駆け付けた警察官が女の部屋の台所で、うつ伏せの状態で倒れている遺体を見つけたということです。 逮捕された女は、母親と同居していましたが、去年12月ごろから母親の姿がみえなくなり、不審に思った近隣住民がたびたび女の家を訪ねていたということです。 その際、女は「元気にしています」「いま寝ています」などと対応していましたが、30日、近隣住民が再び家を訪れ、女の部屋に入ったところ遺体をみつけ、警察に通報したということです。 警察の調べに対し、逮捕された女は「母親は去年6月ごろに体調を崩し死亡していた。金がなく仕事も忙しかったため葬儀もできなかった」などと容疑を認めているということです。