大阪府松原市の府営住宅の一室で30日夜、80代の女性の遺体が見つかり、警察は、この部屋に住む52歳のアルバイトの女を死体遺棄の疑いで逮捕しました。遺体は、女と同居していた母親とみられます。 死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、松原市立部の府営住宅に住むアルバイト、中島千鶴子容疑者(52)です。 警察によりますと、中島容疑者は80代の母親と2人暮らしで、最近、母親の姿が見えないことを不審に思った府営住宅の住民らが30日夜、中島容疑者に問いただした上で、部屋に入ったところ、台所付近で、服を着用し腐敗が進んだ女性の遺体を発見し、警察に通報しました。 遺体は中島容疑者の母親とみられます。 警察に対し、中島容疑者は「遺体は母親で、去年6月に亡くなり、そのままにしていた」「自分の仕事がアルバイトで収入も少なく、葬式もできなかった」「母親は去年6月以前に体調不良になり、病院に行くよう勧めたが、母親は病院嫌いで行かなかった」と話しているということです。 警察が遺体の身元確認を進めています。