10代女性を多目的トイレ監禁で性的暴行か…「大宮界隈」の“先生”「介抱と見せかけ」呆れた犯行手口

“大宮おぢ” “先生” 逮捕された男は、少女たちからこう呼ばれていたようだ。 埼玉県大宮署は5月27日、不同意性交と監禁の疑いでさいたま市に住む無職・飯田光仁容疑者(32)を逮捕した。10代の女性Aさんに性的暴行を働いたとされる。警察の調べに対し、飯田容疑者は「暴行したことは間違いありません」と犯行を認めているという。 「逮捕容疑の事件は、今年3月9日の夕方6時過ぎに起きました。飯田容疑者はSNSで知り合ったAさんを、さいたま市内にある商業施設の多目的トイレに監禁。約30分にわたり性的暴行を加えたとされるんです。事件はAさんが警察に相談したことで発覚しました」(全国紙社会部記者) ◆飲酒や喫煙、薬物の過剰摂取 Aさんは、10代の女性が多く集まる「大宮界隈」と呼ばれるリアルなコミュニティに参加していた。 「東京・歌舞伎町の『トー横』や大阪・ミナミの『グリ下』のように、JR大宮駅西口近くの公園や広場に家出した若者などが集まっているんです。トラブルも多い。警察には『大宮界隈』での未成年による飲酒や喫煙、薬物の過剰摂取などの相談が複数寄せられています。 飯田容疑者は『大宮界隈』を立ち上げた人物といわれているんです。飯田容疑者のSNSには、’23年初めにコミュニティを作ったという書き込みがあります。『大宮界隈』の若者たちからは“おぢ”“先生”などと呼ばれていました。ただ評判はあまり良くなかった。酒に酔った少女を介抱すると見せかけ、性的暴行を働いたという話も多くあるんです。事実だとしたら呆れた犯行手口でしょう」(同前) 本誌カメラマンは5月29日に行われた飯田容疑者の送検を撮影。護送車の後部座席に座り、やや沈んだ表情ながら真っすぐ前を見すえていた。 元神奈川県警刑事で、犯罪ジャーナリストの小川泰平氏が語る。 「少年少女の集まりに近づく大人たちは、年齢が上というだけで若者たちから相談を受けリーダー的な存在になりえます。なかには少女へのわいせつ行為など、自分の欲望を満たす犯罪目的で近づく年長者もいるんです。 一見『オレは味方だ』と理解ある態度を示しながら犯行に及ぶ、極めて悪質な行為でしょう。少年少女たちも『年上リーダーとの関係だから』と躊躇(ちゅうちょ)せず、被害を受けたらスグに警察に相談してください」 「大宮界隈」をめぐっては、複数の女性から性被害の訴えが出ているという。警察は飯田容疑者に余罪があるとみて捜査を進めている。

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