原付きバイクの男性を転倒させ、けがを負わせたのに立ち去ったとして、大阪府警は2日、枚方東消防署(大阪府枚方市)に救急隊員として勤務する消防士長の男(33)を道路交通法違反(ひき逃げ)と自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで逮捕し、発表した。 男は「バイクとぶつかりそうになったが、ぶつかることはなかったので帰宅した」と供述しているという。 交野署によると、男は5月14日午後1時45分ごろ、原付きバイクを運転中、枚方市津田北町1丁目の信号機のない交差点に東方向から進入したことで、北側から進んできた原付きバイクの無職男性(83)を転倒させ、けがを負わせたにもかかわらず、救護せずに立ち去った疑いがある。 2人は衝突していないが、男性は転倒により鎖骨を骨折するなどの重傷を負った。現場周辺の防犯カメラの映像から関与の疑いが浮上した。(西崎啓太朗)