住宅の屋根壊して「工事が必要」悪質リフォーム業者らによる詐欺か 特定商取引法違反などの疑いで29歳会社役員の男ら3人を逮捕

去年6月、北九州市八幡東区で住宅の屋根を壊したうえ、修繕契約を結ばせ現金75万円をだまし取ったとして、会社役員の男(29)ら3人が逮捕されました。 建造物損壊や詐欺、特定商取引法違反の疑いで逮捕されたのは、北九州市小倉北区鍛冶町に住む会社役員の西銘祐二容疑者(29)、福岡県飯塚市西町に住む自称建設作業員の喜久川圭容疑者(29)、北九州市若松区童子丸に住むリフォーム業の兼城一樹容疑者(30)ら男3人です。 3人は、共謀のうえ、去年6月8日から14日にかけて、北九州市八幡東区に住む女性(当時65)の自宅で、棟瓦の銅線を切断するなどして屋根を壊し、「前の業者がずさんな工事をしているので屋根が壊れている。工事が必要」などと嘘を言って修繕工事を勧誘し契約を結ばせ、工事代金として現金75万円をだまし取った疑いが持たれています。 警察によりますと、西銘容疑者らは去年2月から11月まで「煌リフォーム」の屋号で屋根瓦の修繕や給湯器の取り付けなどを行っていたということです。 去年7月に北九州市戸畑区の複数の住人から「これまでリフォームで来たことのない煌リフォームという業者が突然訪ねてきた」などと警察に相談があり、事件が発覚。 鑑定士による調査や煌リフォームへの家宅捜索で押収した資料などから西銘容疑者らの関与が浮上しました。 警察は3人の認否について差し控えるとしています。 警察は、同様の手口で他にも被害の可能性があるとして余罪についても捜査しています。

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