80代の女性2人からそれぞれ現金200万円と130万円をだまし取った疑いで、特殊詐欺のリクルーター役とみられる17歳の少年が6月2日、逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、東京都葛飾区に住む自称・解体作業員の少年(17)です。警察の調べによりますと、少年は詐欺グループの一員として2024年10月24日、静岡県菊川市と袋井市に住む80代の女性に対し、それぞれ息子や孫をかたって「現金を至急必要としている」と電話をかけ、受け子役が女性宅を訪れ、菊川市の女性から現金200万円、袋井市の女性から現金130万円の合わせて約330万円をだまし取った疑いが持たれています。 この事件は、2024年11月に同じ詐欺グループの「受け子」として逮捕された別の仲間の供述により少年の関与が浮上し、今回の逮捕に至ったということです。 警察は、少年がSNSを使って勧誘するリクルーター役で、他にも複数の詐欺に関与している疑いがあるとみて、グループ全体の実態解明を進めています。