京都大学院生の中国人の男が別の人物になりすまして英語検定試験「TOEIC」の試験会場に侵入し逮捕された事件で、男と同じ住所で43人が受験を申し込んでいたことが分かりました。 京都大学大学院生で中国籍の王立坤容疑者(27)は5月、都内のTOEICの試験会場に偽造の学生証で侵入した疑いが持たれていて、マスクにマイクを隠し、解答をほかの受験者に伝えていたとみられています。 捜査関係者によりますと、王容疑者が試験を申し込んだ住所と同じ住所で、43人が受験を申し込んでいたことが分かりました。 TOEICは居住地で試験会場が割り当てられることを悪用し、組織的なカンニングが行われた可能性があるということです。 警視庁は、王容疑者が別の会場でも同様の犯行を行った疑いで6日にも再逮捕する方針です。