オンラインカジノの決済システムの管理などを組織的に行ったとして、「統括役」の男ら9人が県警に逮捕されました。入金された賭け金は900億円にのぼるとみられています。 組織犯罪処罰法違反の疑いで逮捕されたのは、東京都に住む会社役員倉田善徳容疑者（42）ら男9人です。 県警によりますと、倉田容疑者ら9人はオンラインカジノの決済システムを管理・運営し、去年4月から5月の間でおよそ3600人の客にあわせておよそ26億円を賭けさせた疑いが持たれています。 倉田容疑者らは、「バーチャルペイ」という決済システムを管理し、客の現金をオンラインカジノで賭けるための「ポイント」にかえ、賭けで勝った場合などの現金の払い出しも行っていて、倉田容疑者はグループの「統括役」とみられています。 これまでの調べで、このグループは少なくとも6つのサイトの決済システムの運営に関わり、管理する口座には去年7月までの1年間に、およそ900億円が賭け金として入金されていたみられ、県警がこのグループの実態解明を進めています。 逮捕された9人のうち、吉原容疑者ら3人はオンラインカジノの賭け金などあわせて42億円あまりを資金洗浄したなどとしてすでに逮捕・起訴されていました。