東京都大田区のゲーム喫茶で平成7年に発生した強盗事件で、警視庁蒲田署が強盗致傷容疑で逮捕状を取り、行方を追っていた職業不詳、相原久仁雄容疑者(61)が、フィリピン入国管理局に身柄を拘束されていたことが6日、捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、相原容疑者は不法滞在の疑いで3日に拘束されたという。日本に強制送還される見込みで、同署は強盗致傷容疑で逮捕する方針。 事件は平成7年2月10日に大田区蒲田のマンション一室にあるゲーム喫茶で発生。相原容疑者と男2人が押し入り、経営者の男性にナイフを突き付け、押し倒すなど暴行を加えてけがをさせた上、財布から現金約70万円を奪ったとしている。男2人は当日に逮捕されたが、相原容疑者は逃走を続けていた。強盗致傷の公訴時効は15年だが、国外に逃亡したため時効が停止していた。