14.5億だまし取る「地面師詐欺」疑いで男ら3人逮捕 土地を持つ不動産会社代表を装う虚偽登記か

土地と建物の所有者になりすまして不動産会社と売買契約を結び、14億円余りをだまし取った疑いなどで、男ら3人が逮捕されました。 大金をだまし取った疑いの「地面師詐欺」事件はどのように起こったのでしょうか。 4日、14億円以上をだましとった疑いなどで逮捕された東大阪市の会社役員・福田裕容疑者(52)。 巨額のカネが動いた詐欺の手口は、いわゆる「地面師詐欺」。他人の不動産の所有者になりすまして売却金をだまし取ることです。 福田容疑者は去年、大阪市内にある3カ所の土地と建物の所有者になりすまして不動産会社と売買契約を結び、合わせておよそ14億5000万円をだまし取った疑いがもたれています。 【記者リポート】「地面師詐欺に利用されたのは、ミナミの繁華街など立地の良い場所にあり、今は使われていないように見えるところばかりでした」 なぜ福田容疑者は高額物件の所有者に、なりすますことができたのか。 警察によると、ともに逮捕された粂陵平容疑者(24)ら2人が去年1月、実際に建物を所有している不動産会社の代表取締役になったと、うその登記をした疑いが持たれています。 関係者によると、買主に対して粂容疑者は「所有者の女性の親族」と名乗って話を進めていたとみられ、売買契約では代金のほとんどをスーツケースに入れ、現金で取引したということです。 警察は、福田容疑者らの認否を明らかにしていませんが、福田容疑者が指示役とみて詳しく調べています。 (関西テレビ「newsランナー」2025年6月6日放送)

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