埼玉県三郷市で5月、小学生の列に乗用車が衝突し男児4人がけがをした事故で、さいたま地検越谷支部は6日、自動車運転処罰法違反(過失運転致傷アルコール等影響発覚免脱)と道交法違反(ひき逃げ)の罪で、乗用車を運転していた中国籍の解体工、鄧洪鵬容疑者(42)を起訴した。 起訴状によると、鄧被告は5月14日、酒の影響で運転に支障がある状態で乗用車を運転し、路側帯を歩いていた4人に衝突してけがを負わせたうえに逃走し、アルコールの影響の有無などが発覚するのを免れる行為をしたとしている。 一緒に乗用車に乗ったとして、道交法違反(酒気帯び運転同乗)の疑いで逮捕された中国籍の男性(25)は不起訴にした。「警察と捜査したが、起訴しないという判断に至った」としている。