未成年であることを知りながら女子高校生を誘拐したとして、岐阜県に住む団体役員の男が9日、安来警察署に逮捕されました。 未成年者誘拐の疑いで逮捕されたのは、岐阜県関市に住む団体役員の男（40）です。 安来警察署によりますと、男は今月6日、SNSアプリのメッセージ機能を使い、「会いたい」という内容のメッセージを、岐阜県内に住む女子高校生に送信。 愛知県内で待ち合わせて、自己の自動車に乗車させ、4日間にわたって愛知県内から島根県内、その周辺を連れ回した疑いが持たれています。 今月9日、安来警察署員が検問を行うために、安来市内を走る車両を停車させたところ、行方不明者の届け出が出ていた男が乗っており、この行方不明者の届けは男の関係者が出していたものでした。 その後、男と、同乗者である女子高校生に事情聴取を行ったところ、男の犯行が明らかになったとして逮捕しました。 男と被害女性は事件の前から知人関係だったということです。 調べに対し男は、「誘拐を企てていません」と容疑を否認しています。 2人がなぜ島根に来たのかなど事件の経緯や動機などについて、警察が詳しく調べています。