郵便局員の男が、レターパックに書いてある女性の個人情報を不正に入手し「監視している」などと電話で脅迫したとして、警視庁に再逮捕されました。 脅迫などの疑いで再逮捕されたのは、蒲田郵便局に勤務する能勢陽一容疑者(39)です。 能勢容疑者は今年1月から2月にかけ、郵便局内でレターパックに記載された当時大学生だった女性(20代)の電話番号を不正に入手し、この女性に電話で「あなたの家を監視している」などと脅した疑いがもたれています。 能勢容疑者は郵便物での仕分け作業中に他の局員の目を盗んでレターパックに記載された宛先や差出人の電話番号をスマホで撮影していたということです。 能勢容疑者は取り調べに対し、「レターパックに書いてある個人情報を撮影し、女性に電話をかけて脅すなどすることは私の生活の中で習慣化されていた」と容疑を認めているということです。 能勢容疑者は先月にも配達中の車内でレターパックをスマホで撮影し、女性に電話をかけ「あなたを盗撮した動画をSNSにアップしてほしくなければ駅で待ち合わせしてほしい」などと強要しようとした疑いで逮捕されていました。 この際、能勢容疑者が「宛先や差出人が女性の郵便物であれば撮影をしていて、100件以上やった」と供述したため、警視庁が余罪を捜査していました。