今年3月に小学生をはねる交通事故、そしてその3日後に高校生のひき逃げ事故を起こした疑いで逮捕された男が6月10日、無免許運転の疑いで逮捕されました。男が逮捕されるのは今年3度目です。 6月10日、無免許運転の疑いで逮捕されたのは、鳥取県伯耆町の無職の男(74)です。 鳥取県警によりますと、男は5月7日正午前、運転免許がない状態で軽トラックを運転した疑いがもたれています。男は警察の調べに対し、「運転していません」と容疑を否認しています。 また、男は今年3月、鳥取県鳥取市松並町の横断歩道で9歳の男子児童をはねて過失運転致傷の容疑で現行犯逮捕されました。男子児童は事故から2か月経った今も意識不明の重体となっています。 また、その3日後には安来市で自転車に乗っていた15歳の男子高校生をはね、現場から逃走したとしてひき逃げなどの疑いで逮捕されました。この事故で、男子高校生は大たい部を打撲するなどの軽傷を負いました。 3回目となった6月10日の逮捕。男が無免許で運転しているという情報提供があり、捜査の結果、男の無免許運転を特定し逮捕したということです。男は自分名義の軽トラックを運転していました。男が運転免許取り消しとなっていた理由については、警察はプライバシーのため言えないとしています。 男は島根県安来市で事故を起こした後、5月30日付で松江地検から鳥取地検に移送されていました。 鳥取地検は日本海テレビの取材に対し、「3月と4月の2件の事故については処分をまだしていない。身柄については回答を差し控える」としています。 現在、男は黒坂警察署で取り調べを受けていて、今後は運転目的などを捜査するということです。