WWEの〝ジーニアス・オブ・ザ・スカイ〟こと女子世界王者のイヨ・スカイが、何かとお騒がせのWWE殿堂者から大絶賛を受けた。 9日(日本時間10日)のロウ(アリゾナ州フェニックス)では、盟友のカイリ・セインが「クイーン・オブ・ザ・リング」トーナメントの1回戦4WAYマッチで、ロクサーヌ・ペレスに丸め込まれて敗退。バックステージでは悔しがるカイリを「しょうがないよ」と慰めていたところ、殿堂者のニッキー・ベラ(41)が現れた。 ニッキーはイヨと握手すると「こんにちは、イヨ。私はニッキー・ベラ。女子部門をけん引する、世界王者のあなたをとても尊敬している」と、イヨの活躍を称賛。イヨは感激の表情で「ありがとう。あなたが私たちの道を切り開いてくれた。お会いできてうれしいです」と、英語でレジェンドに感謝を伝えた。 ブリー・ベラとの双子姉妹タッグ「ベラ・ツインズ」で活躍したニッキーは、ブリーがダニエル・ブライアン(現AEWのブライアン・ダニエルソン)と2014年に結婚した後、シングルプレーヤーに。最高峰のWWEディーバズ王座を獲得するなど実績を残し、20年にブリーとともに殿堂入りした。 一方でプライベートでは、今年限りで引退する現統一WWE王者のジョン・シナと、かつて婚約していたことでも知られる。また、米ニュースサイト「TMZスポーツ」などによると、テレビ番組で共演したロシア人ダンサーと22年に結婚したが、昨年8月に夫が家庭内暴力の容疑で逮捕された。ニッキーは離婚と接近禁止令を申請するも、夫は「すべてでっちあげ」と反論した。その上に容疑も取り下げられたことで、ドロ沼の離婚騒動と報じられた。 離婚は同11月に合意に達したが、今年5月に「TMZスポーツ」が「ニッキーは息子の毎月の養育費3500ドル(約50万円)を夫に支払うことで合意した」と報道し、話題になったばかりだった。 ニッキーはこの後、女子タッグ王者のリブ・モーガンから「私はあんたにないものを全部持ってる。リスペクト、ベルト、そして…男もね」と、離婚騒動の傷口をえぐられた。さらにオブビリオンを決められ、KOされてしまった。女子限定PLE「エボリューション」(7月13日、ジョージア州アトランタ)でのリブ戦が浮上してきたが…イヨとの関係はどうなっていくのか。何とも気になる握手となった。 この日のロウは「ABEMA」にて放送された。