高齢の女性に電話をかけるなどして1000万円をだまし取ったとして、住所不定・無職のマレーシア人の男(25歳)が6月10日、詐欺の疑いで逮捕されました。 鳥取警察署によりますと、この男は去年の9月上旬から18日までの間、2人以上の氏名不詳の人物と共謀して鳥取市に住む60代の女性に電話をかけるなどしたということです。 男らは電話で女性に対し、「女性名義の口座に暴力団から資金が流れている可能性があり、口座内の現金を引き出し、金融庁に預けて確認する必要がある」などとうそを言い、現金1000万円が入った紙袋を駐車場に置かせて男がそれを持ち去ったということです。 監視カメラなどにより犯行が明らかになりました。この男は他の県で逮捕されていて、その捜査が終了したため6月10日に鳥取警察署に逮捕されました。 鳥取署は「共犯事件のため、男の認否は差し控える」としています。 警察は逮捕された男は現金を回収する受け子と見て、共謀者の規模や余罪の有無について捜査しています。